私が設計を始めて最初の8年間に参加し、さまざまなことを学んだプロジェクトです。
北海道の中心部に位置する通年型山岳リゾート都市開発で総面積面積5000haの敷地にホテル、コンドミニアム、レストラン&ショッピングモール、スキー&ゴルフの施設、特急の止まる駅舎、ヘリポートなどを備え、長期滞在も可能な都市機能を有していました。
施設群はスカイウォークと呼ばれるガラス張りの歩廊で結ばれ、ライトアップされたエゾ松などの原生林の中を文字通り空中散歩しながらめぐることができます。施設の配置は樹木測量図を元に、残したい樹を優先して決めていきました。
トータルコンセプトは「都市にリゾートを、リゾートに都市を」というもので、札幌市内の集合住宅事業との同時開発により都市と自然の双方にそれぞれの特色をもちこんだ居住環境を作ろうとするものです。
また統一した外装材のレンガ素材は自社工場でブロックやPCに打ち込まれるという徹底した開発姿勢でのプロジェクトでした。